足底腱膜炎
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足の痛みが出る場所は幾つかありますが、土踏まずや踵の周辺の痛みで次の様な症状に当てはまる方はいませんか?
日常でも多少の痛みは存在するが、朝起きた 時の一歩目が最も強い痛みが出る。
デスクワークなどで長時間座っていて、立ち上がった際に痛みが出る。
扁平足である。
立ち仕事やスポーツなどでの疲労の蓄積。
ふくらはぎやアキレス腱が硬い人。
全文で述べた痛みがあり、上記の5項目の内、一つでも心当たりのある方は「足底腱膜炎」が疑われます。 -
足底腱膜炎に対する当院の考え
当院でも足底腱膜炎が疑われる症状で来院される患者様がいらっしゃいますが、大抵が歩く事が出来ない程の痛みでは無く、日常でのふとした時に出る痛みが気になる方がほとんどです。慢性的な原因が多く、一見腫れなども診られないので、十分な問診と足の裏の縦アーチの形成に異常がないかなどの視診が重要と当院は考えております。
なぜ足の裏に痛みが出るかと言うと、簡単に言えば足の裏の「足底腱膜」と言う部分にオーバーユースなどで負担がかかるからです。それによって神経や血管が押し潰され炎症を起こしたり、場合によっては骨棘が形成されるので痛みが生じるのです。 -
足底腱膜炎を放っておくとどうなるのか
一般的に常に痛みが伴うというよりは、歩行開始時などに痛みが出る足底腱膜炎ですが、放っておくと荷重時に常に痛みが伴う難治性になってしまい、完治するまでに1年以上、症状の強さによっては手術をしなければならない程になってしまいます。足底腱膜炎になった場合には無論、安静にし、足の裏への負担を出来るだけ無くす事は大切です。
しかし、日常生活をする上で歩行は必ずするものです。知らず知らずの内に疲労や負担が蓄積されています。痛みが出始めた時に対処しておかないと、手術をしたり痛み止めを服用したりする事になるかもしれないので早急に治療に励む事が望ましいでしょう。 -
足底腱膜炎の改善方法
足底腱膜炎の特徴として痛みが取れにくく、一度治ったと思っても再び症状が出てき易い疾患です。体の一番下にあり、荷重が最もかかり易い場所なのも治りにくい原因の一つです。ご自身でも直ぐに出来る簡単な改善方法の一つとしてはインソール(足底板)を使用する事です。足底腱膜炎は、扁平足や足の縦アーチの形成異常、足への負担の蓄積が原因として多いです。普段の治療は勿論、日常生活で使用する靴にもインソールを入れるなどの施しをする事によって早期回復や痛みの軽減を期待できます。
また、痛みが激しい場合にはテーピングも有効的です。但し、テーピングは皮膚がかぶれる可能性があるので十分に注意が必要です。 -
足底腱膜炎の改善に効果的な当院の施術メニューは?
足底腱膜炎でお悩みの患者様には当院では、筋膜ストレッチ又は下半身矯正(UPCα)を推奨しています。筋膜ストレッチとは、呼吸法を使って身体全体を覆う「筋膜」と言うものを伸ばしていく治療となっています。下半身の硬さ、特にふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)の柔軟性の低さが原因で痛みが出る事が多いので筋膜ストレッチが有効と当院は考えております。
下半身矯正(UPCα)は、扁平足が原因で痛みが出る場合に有効な治療法です。マッサージやストレッチなどで痛みが軽減するが、再び痛みが出現する方は骨格が原因と考えられるので、筋肉や筋膜にアプローチするのではなく矯正で本来在るべき位置へ骨を戻してあげる治療が有効だと考えております。 -
その施術を受けるとどう楽になるのか
筋膜ストレッチでは、ご自身では動かす事が難しい筋膜というものをアプローチします。そうする事によって、体全体の特に下半身の柔軟性を得る事が出来る治療となっています。足底腱膜炎の症状で多いふくらはぎの硬さを取り除く事によって、動作開始時の痛みや歩行時の踵への負荷がかかる際の痛みを軽減する為に有効だと当院は考えるので筋膜ストレッチを推奨致します。
下半身矯正では、長らく痛みに悩んでいる方や前述で述べた扁平足や足の縦アーチの形成異常が診られる方に有効的だと考えます。
こういった方達は骨格が歪み、そこから痛みが出ているので正常な位置に矯正し、根本的に痛みの原因を取り除く事が重要だと考えます。 -
改善するための治療頻度はどのくらいか
前述したように、一般的に足底腱膜炎は痛みが取れにくく、治りにくい疾患となっております。目安の通院ペースとしては、最低でも1週間に2回以上を6ヶ月から長い場合は一年続けていただければ症状改善が期待できます。一度痛みが取れ、治ったと思い通院を辞めてしまうと再び症状が現れる可能性が高いので、根本から痛みをしっかり取り除き、再発しない様な体づくりをしたい方は長い通院期間を推奨致します。