手足のしびれ
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手がしびれることにより手に力が入りづらく箸を掴んだりボタンをかけることが難しい
動いている間は気にならないが寝床で横になる際に腕にしびれがでてき寝つきにくい
歩いてると徐々にしびれがきつくなり、一度休めばまたしびれが楽になる
歩行中や座っている時に足先や足首の辺りのしびれや痛みがでてくる
草むしりなどの中腰やゴルフなどのスポーツ、長時間の運転等をした際に臀部や大腿部にしびれがでます -
手足のしびれにおける当院の考え
まず、腕や手のしびれに関して多いのが胸郭出口症候群と呼ばれるものでなで肩の女性に多いのが特徴です。
また、普段から姿勢不良のある方で特に肩が内に入ってしまい背中の丸くなっている方にも多いのでその傾向がある方は要注意です。
しびれの原因となるのが腕神経叢と鎖骨下動脈が3つの部位で圧迫されたりすることによりしびれ、痛み、感覚障害、運動麻痺などの症状がおこります。
1.前斜角筋と中斜角筋の間、2.鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙、3.小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方この3つのどれがで絞扼がおこり症状が引き起こされそれぞれの場所によりまた名前が細かくわかれます。次に足のしびれでよく挙げられるのは椎間板ヘルニアです。椎間板ヘルニアというのは腰から足にかけてのしびれがでるもので椎間板が変性を起こし後ろに飛び出したりすることによって周りの神経を圧迫してしまいしびれなどの症状がでてしまうというものです。
どのような方にこの椎間板ヘルニアが起きやすいかというというと悪い姿勢での長時間の作業、動作や喫煙などによっても起こりますし、ある程度の年齢になると誰でも老化現象をおこしひどくなるとヘルニアを引き起こしてしまうので日頃から姿勢を良くし椎間板への負荷を抑えて生活することが大事となってきます。 -
手足のしびれを放っておくとどうなるのか
しびれには放っておくと消えるものやどこかにぶつけたり圧迫したりして起きたものであれば原因が明らかで心配の必要はないです。
しびれている部位によって疑われる疾患名は様々で、指のしびれに関しては橈骨神経麻痺や肘部管症候群といった疾患が疑われます。また、先ほどのべた胸郭出口症候群では神経症状として首や肩、腕にしびれやちくちくする感覚、刺すような痛みがでることがあります。
神経症状はさらに手先や体幹にもみられることがあり、神経障害が続くと筋力の低下、それに伴い運動機能にも影響がでてしまいます。例としては手の握力の低下、巧緻性こうちせいの低下(指先が不器用になる)などです。
血管の症状としては、血行の悪くなり更に皮膚が白くなったり、青紫色になったりします。血行障害で痛みや感覚障害がでてしまうこともあります。腰椎の椎間板ヘルニアでのしびれがでている場合には放置しておくと自然に治癒する可能性があります。
人の本来持っている治癒能力によって椎間板ヘルニアが吸収され縮小または消失し治癒していきます。
これで治癒しない場合に関してはしびれの症状がきつく両下肢に出現したり下肢の運動麻痺がきつく歩行が困難になる場合、排尿や排便に障害がでてしまう可能性があります。
痛みを繰り返したり、強い場合、下肢の運動麻痺が著名な場合では手術的治療を行うことになってしまいます。 -
手足のしびれの軽減方法
胸郭出口症候群では姿勢の悪さが原因てでこの疾患を引き起こす可能性があるので良好な姿勢を保ちます(ときに装具を使用することもあります)。また、重いものを持ち上げることも要因であるため、可能な限り重いものを持たないようにします。さらに、睡眠不足やストレスとの関連性も指摘されており、規則正しい生活を送ることも重要です。以上のような予防策に加え、症状が現れているときには消炎鎮痛剤などの対症療法薬を使用したりまた、肩周辺の筋肉のストレッチや適度なトレーニングもおすすめです。
腰椎椎間板ヘルニアでは一般的な改善方法として保存療法が行われます。なぜかというと放っておくとどうなるのかという部分でも書いたようにヘルニアは放置しておくと自分の治癒能力により椎間板ヘルニアが吸収され縮小または消失し治癒していくことがあるからです。
保存療法はヘルニアによる神経の圧迫を直接取り除くわけではなく痛みなどの症状に対する対処療法などに激烈な症状や麻痺など重度のヘルニアがある場合には観血療法となります。手足のしびれでそこまで症状の強くないものは基本的には筋肉を暖めたり、姿勢を良く保つ、適度な運動ストレッチをさておけば改善するものも多いですし予防にもなるのでぜひやりましょう。
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お勧めする手足のしびれに効果的な施術メニューは?
まず当院で手に対してのしびれにおすすめの施術としては上半身矯正(opc)です。
姿勢不良で肩が内に入り背中が丸くなり頚が前にでてしまっている方を多く見かけます。
このような方は正しい姿勢をされてる方に比べて筋肉も固くなりやすく神経を圧迫してしまう恐れがありそこからしびれの症状を伴ってしまうケースが多くあります。なので矯正により肩が内に入っているものを本来の正しい位置に持っていき姿勢を正しやすくするために骨盤を整えてあげ背中の丸さを改善します。
そうすることにより神経を圧迫してしまう恐れも減りますししびれがあった方に関しては徐々に改善されていきます。 -
軽減するために必要な施術頻度は?
当院では保険の施術とおすすめさせて頂く施術を合わせ治療をしていきます。
そして、しびれを改善していくためには大まかに最短で6ヶ月で長い人だと1年以上かかられる方がいらっしゃいます。
通院頻度としてはしびれや症状にもよるのですが基本的に週2回を目安として通って頂く形になります。