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ばね指とは?

指には腱と呼ばれる筋肉からなる構造があり、その腱を押さえつけて浮き上がらないようにする役割を果たすベルトのようなものもあります。その腱とベルトが擦れ続けることで炎症が起こり、いわゆる腱鞘炎になります。腱鞘炎がひどくなると、進行してばね指という状態になります。ばね指は、指を曲げた状態から伸ばす時にばねのように跳ね上がることが特徴で、そのため「ばね指」と呼ばれるようになりました。

ばね指の根本原因は?

ばね指の根本的な原因は、指のオーバーユースによることが多く、特にスポーツ選手に見られます。また、長年の家事などを行っている更年期の女性にも多く見られます。オーバーユース以外では、透析患者やリウマチ、糖尿病の方にもよく見られます。なぜオーバーユースがほとんどの原因とされているかと言うと、過度な指の曲げ伸ばしにより、指に付着している屈筋腱と、それを押さえる腱鞘が擦れ続け、炎症を起こしてしまうからです。それを放置しておくと、症状が進行し、腱と腱鞘が固くなり、ばねのようになってしまいます。その結果、ばね指になることがあります。

こんなお悩みはありませんか?

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手の開閉をスムーズに行うことが難しく、日常生活に支障が出てしまい困る。
あまり有名な疾患じゃないからばね指になったらまずどんな事をすればいいのか対処法がわからない。
指が痛くて安静にしようにも家事で動かしてしまうから結局ずっと治らずに悪化してしまう。
指を温めた方がいいのか冷やした方がいいのか分からず結局何も出来ない。
自分で気を付けようにもどこの部分を、どこの動作を気をつければいいのか分からない。

ばね指に対する当院の考え

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天神橋三丁目接骨院の周辺には、オフィスが多く並んでいると同時に、マンションや一軒家、アパートなどの住居も多くあります。そのため、デスクワークをされているサラリーマンや銀行員の方、家事をよくされる主婦の方、また趣味でスポーツをされている方など、さまざまな方にご来院いただいております。

このような背景から、ばね指は身近な症状の一つであると考えております。そのため、当院ではばね指に対する対応方法やセルフケアの方法に関する知識や技術を、特に積極的に取り入れるよう努めております。また、ばね指にならないよう、事前に予防する方法についても患者様にお伝えするようにしております。

ばね指はなぜ起こるのか?

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日常生活においてばね指が起こる理由としましては、パソコンやタブレットの操作など、指を主に使った作業が多いデスクワークを行うお仕事の中で起こることが多く、また、料理や洗濯といった家事による細かい作業をされる主婦や主夫の方にも見られることがあります。さらに、趣味で行うスポーツなどが原因となる場合もあります。

その中でも特に多いのが、長期間にわたり家事を続けてこられた主婦や主夫の方です。日常生活の中での原因は、ほとんどが指の使い過ぎ(オーバーユース)によるものです。

このように、ばね指という疾患は、捻挫、打撲、挫傷といった外傷よりも、日常生活における動作によって生じることが多く、非常に身近な疾患といえます。

ばね指を放っておくとどうなるのか?

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ばね指を放っておくと、腱や腱鞘が徐々に硬くなっていきます。特に第2関節から硬くなっていくことが多く、指の動きが制限されることで他の指にも影響が出てしまい、握りしめる動作が難しくなり、最終的にはできなくなる場合もあります。そのため、握力の低下や手指の開閉が困難になることがあります。また、第2関節が変形してしまうこともあり、症状がさらに悪化することが考えられます。こうした状態になると手術が必要になることもありますが、手術を行っても手の開閉が難しいままであったり、握力が十分に戻らなかったりする場合もあり、日常生活だけでなくお仕事にも支障をきたす可能性があります。

ばね指に効果的な当院の施術メニューは?

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天神橋三丁目接骨院におけるばね指に効果が期待できる施術メニューといたしましては、まず鍼による施術があります。鍼による施術は、マッサージや他の施術メニューに比べて直接筋肉や腱に刺激を加えることができるため、緩みやすく、速効性があるとされています。ただし、痛みを1回で完全に無くすことは難しいですが、他の施術メニューよりも痛みの軽減が期待できます。ですので、当院がばね指の患者様に対して最もおすすめするメニューとなります。もう1つが「腕の極み」です。腕の極みは、肘から下(前腕〜手部)の筋肉を集中的にほぐす施術です。そのため、腱になっている筋肉を緩めることができ、痛みの軽減や開閉のしやすさに繋がります。

その施術を受けるとどう楽になるの?

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鍼による施術は、直接筋肉や腱に刺激を加えることにより、手掌圧や指圧よりもさらに筋肉や腱を緩めることができ、指の炎症を抑えることができます。これにより、痛みや手指の開閉動作の軽減が期待されます。鍼に不安がある方もいらっしゃるかと思いますが、太さや長さを調節できますので、ご安心ください。
腕の極みでは、マッサージとは異なり、肘から下(前腕〜手指)にかけての筋肉を集中的に緩めることで、指に付着している腱の元となる筋肉を緩め、炎症を抑えることができます。これにより、痛みや開閉動作の軽減が期待できます。

ばね指を軽減するために必要な施術頻度は?

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ばね指を軽減するために必要な施術頻度は、可能であれば毎日ご来院されるのが最も効果が期待できる方法です。その理由としましては、人間の身体は形状記憶されており、施術を行って一時的に良くなったとしても、施術前の身体の状態を脳が覚えている限り、元に戻ってしまうことがあります。ですので、身体の情報を上書きするためには、できるだけ多くご来院いただいた方が、早く症状の軽減に繋がります。ただし、毎日ご来院いただくのは難しい場合もあるかと思います。そのため、週に2〜3回、最低でも週1回のご来院が望ましいです。