外反母趾
こんなお悩みはありませんか？
痛みや不快感
歩行時や靴を履いたときに感じる痛みが悩みの一つです。特に長時間の立ち仕事や歩行が必要な場合、痛みが強くなることがあります。
靴の選び方
外反母趾の影響で、靴の選択が難しくなることがあります。特に、先が狭い靴やヒールの高い靴が履けなくなり、ファッションの選択肢が制限されることが悩みです。
見た目の変化
親指の変形や足の外側の突き出しが気になり、見た目に対するコンプレックスを抱えることがあります。
日常生活への影響
痛みや不快感が日常生活に影響を及ぼし、趣味や活動を楽しむことが難しくなることがあります。特に運動や旅行など、アクティブな生活を送る上での制約が悩みです。
他の足の問題
外反母趾が進行すると、他の足の指や関節にも影響を及ぼし、タコや魚の目、関節炎などの二次的な問題が発生することがあります。
治療法の選択
改善策や治療法についての情報が多く、どの方法が自分に合っているのか迷うことがあります。特に、手術を考えるかどうかの判断が難しい場合もあります。
周囲の理解
外反母趾の痛みや不快感を理解してもらえないことがあり、周囲の人々とのコミュニケーションに悩むことがあります。
外反母趾で知っておくべきこと
1.解剖学的要因
・骨の構造
親指の基部にある第一中足骨が外側に偏位し、親指が内側に曲がることで外反母趾が形成されます。
・靭帯や腱のバランス
親指を支える靭帯や腱の不均衡が、親指の変形を助長します。
2.遺伝的要因
外反母趾は遺伝的な要因が強いとされており、家族に同様の症状を持つ方が多い場合、リスクが高まります。
3.靴の選択
特に先が狭い靴やヒールの高い靴を長時間履くことが、外反母趾の発症や進行に寄与します。これにより、足の指が圧迫され、変形が進行します。
4.足のアーチの問題
足のアーチが低下（扁平足）することにより、足全体のバランスが崩れ、外反母趾が発生しやすくなります。
5.加齢
年齢とともに靭帯や筋肉の柔軟性が低下し、外反母趾のリスクが高まります。
6.その他の要因
足の外傷や過度の運動、特定の職業（立ち仕事や歩き回る仕事）なども外反母趾の発症に影響を与えることがあります。
症状の現れ方は？
1.親指の変形
親指が内側に曲がり、足の外側に突き出る状態が見られます。
2.痛み
親指の付け根や足の外側に痛みを感じることがあります。特に靴を履いたときや歩行時に痛みが増すことが多いです。
3.腫れ
親指の付け根部分が腫れたり、赤くなったりすることがあります。
4.靴のフィット感の悪化
靴が合わなくなり、特に先が狭い靴を履くと不快感や痛みが増すことがあります。
5.足の疲労感
歩行時に足全体が疲れやすくなることがあります。
6.タコや魚の目
親指の付け根や足の外側にタコや魚の目ができることがあります。
7.歩行の変化
痛みや不快感から歩き方が変わり、他の足や関節に負担がかかることがあります。
その他の原因は？
1.遺伝的要因
家族に外反母趾の方が多い場合、遺伝的に外反母趾になりやすい傾向があります。
2.性別
女性は男性よりも外反母趾になりやすいとされています。これは、女性がハイヒールや狭い靴を履くことが多いため、足にかかる負担が大きくなるからです。
3.年齢
加齢に伴い、足の筋肉や靭帯が弱くなり、外反母趾のリスクが高まります。
4.靴の選び方
不適切な靴（特に先が狭い靴やハイヒール）を長時間履くことが、外反母趾を引き起こす要因となります。
5.足の形状
扁平足や高アーチ足など、足の形状が外反母趾を引き起こしやすい場合があります。
6.職業
立ち仕事や長時間の歩行を伴う職業に従事している方は、足にかかる負担が大きくなり、外反母趾のリスクが高まります。
7.運動不足
足の筋肉を使わない生活を送っていると、足の支持力が低下し、外反母趾になりやすくなります。
外反母趾を放置するとどうなる？
1.痛みの悪化
初期の軽い痛みが徐々に強くなり、日常生活に支障をきたすことがあります。特に靴を履いたときや歩行時に痛みが増すことが多いです。
2.変形の進行
親指の変形が進行し、他の指にも影響を及ぼすことがあります。特に、隣の指が重なったり、変形したりすることがあります。
3.タコや魚の目の形成
親指の付け根や足の外側にタコや魚の目ができることがあり、これがさらに痛みを引き起こす原因となります。
4.歩行の変化
痛みや不快感から歩き方が変わり、他の足や関節に負担がかかることがあります。これにより、膝や腰、さらには背中にまで影響が及ぶことがあります。
5.関節炎のリスク
外反母趾が進行すると、親指の関節に炎症が生じ、関節炎を引き起こす可能性があります。これにより、さらなる痛みや可動域の制限が生じることがあります。
6.生活の質の低下
痛みや不快感が増すことで、運動や日常生活に対する意欲が低下し、生活の質が損なわれることがあります。
当院の施術方法について
1.足の極み
指の牽引などの手技による母趾やその他の指のアライメントを整えることにより、指同士がぶつかって起こる痛みや違和感などの症状を軽減する可能性があります。母趾のアライメントに関与する筋肉を同時に弛緩させることも一つのメリットです。
また、足底アーチを整えることにより、局所的に外力が加わるのを防ぎます。足底アーチに主に関与する筋肉は、前脛骨筋や後脛骨筋、腓骨筋群などで、足の極みはこれらの筋肉を重点的に解すことができます。
2.テーピング
外反した母指を内側に牽引するように伸縮性のテープを貼ります。そうすることにより、外反した母指を本来の位置に近づけることができます。これのメリットは、施術直後に効果を感じられることです。しかし、肌の弱い方は水泡やかぶれなどの皮膚疾患を発症する可能性があります。
改善していく上でのポイント
1.適切な靴の選択
・幅広の靴
足に合った幅広の靴を選び、特に先が広いデザインの靴を選ぶことが重要です。
・ヒールの低い靴
高いヒールや先が狭い靴は避け、平らで安定した靴を選ぶようにしましょう。
2.インソールの使用
・足のアーチをサポート
足のアーチを支えるインソールを使用することで、足への負担を軽減できます。特に、外反母趾用の特別なインソールが効果が期待できます。
3.ストレッチとエクササイズ
・足の筋肉を強化
足の筋肉を強化し、柔軟性を高めるエクササイズを行うことが効果が期待できます。例えば、足指を使った運動や、足首のストレッチなどがあります。
・親指のストレッチ
親指を外側に引っ張るストレッチを行うことで、変形の軽減が期待できます。
4.体重管理
・適正体重の維持
体重が増えると足への負担が増すため、適正体重を維持することが重要です。バランスの取れた食事と適度な運動を心がけましょう。
5.定期的なマッサージ
・足のマッサージ
足の筋肉や靭帯をほぐすために、定期的にマッサージを行うことが効果が期待できます。これにより血行が促進され、痛みの軽減が期待できます。
