変形性股関節症
歩行時などの運動時痛で痛みはありませんか?
病状の進行と共に安静時痛も出てくるようになり、酷くなると寝ている時でも痛みで目が覚めてしまいますが思い当たる節はありませんか?
股関節の関節機能障害がでて正常な歩行や動作が出来なくなっていませんか?
正座や階段昇降が難しくなっていませんか?
元々股関節に疾患を抱えていたりする場合は変形性股関節症になりやすいので、痛みの変化や機能障害が出た際には要注意です。
変形性股関節症に対する当院の考え
変形性股関節症は主に臼蓋形成不全の方によく見られます。特に女性に多い傾向があります。
この症状は歩行時の痛みが頻繁に現れることで知られています。
進行すると、さまざまな症状が引き起こされる可能性があり、放置していても症状が改善することはありません。
そのため、症状が出た場合はできるだけ早く整形外科を受診することをおすすめします。
すり減った軟骨や変形した骨を元に戻すことは不可能ですので、施術は症状の進行を遅らせることが主な目的となります。
また、可動域制限を起こさないようにするために運動も必要です。
運動といってもゆっくりとしたペースで、疲れない程度に歩き、適度な休憩を取りながら行ってください。
変形性股関節症を放っておくとどうなるのか
変形性股関節症では、歩行時などの運動時に痛みが多く現れることがよくあります。
そして病状が進行すると、安静時でも痛みが現れ、酷くなると寝ている時にさえ痛みで目が覚めることがあります。
さらに関節機能障害が現れると、正常な歩行や動作が難しくなってしまいます。
具体的には、正座や階段昇降ができなくなる場合があります。
この機能障害が進行すると、周囲の筋肉であるハムストリングス(ふとももの後ろ側)、大腿四頭筋(ふとももの前側)、内転筋、外転筋の筋力が低下してしまいます。
症状を放置しすぎると、日常的なケアだけでは症状の緩和が難しくなり、最終的には人工関節に置換する手術が必要な場合もあります。
変形性股関節症の軽減方法
変形性股関節症は完全に治癒することはありません。一度変形した骨やすり減った軟骨は元に戻ることはありません。
したがって、股関節にかかる負担を最小限にすることが重要です。そのためには体重のコントロールが必要です。肥満の場合は、股関節だけでなく他の関節や筋肉にも負担がかかり、症状が強くなることがあります。
中腰姿勢を多く取ることも症状を悪化させる原因となりますので、注意が必要です。
慢性的な症状に対しては、温熱療法を用いて筋肉を柔らかくし、痛みを軽減する方法が効果的です。
運動療法(ストレッチや筋力トレーニング)や薬物療法も行われますが、薬物療法は一時的に痛みを和らげる効果しかありません。
変形性股関節症には完治は難しいですが、適切な施術や生活習慣の改善により症状の軽減が期待できます。日常生活で症状を悪化させないように注意し、できる限り症状の進行を遅らせる対策を行いましょう。
変形性股関節症の軽減に効果的な当院の施術メニューは?
当院のオススメの施術メニューとして、筋膜ストレッチと楽トレがあります。
まず、筋膜ストレッチは筋肉や骨、内蔵器官、血管、神経などを保護する膜である「筋膜」を活かすための施術です。
特に下半身周りの筋肉の柔軟性を高めることを目的としています。
そして、楽トレはアウターマッスルとインナーマッスルを鍛える機械で、20分で6000回以上の筋トレを行うことができます。
自分で鍛えることが難しいインナーマッスルを効果的に鍛えることができます。
これらの施術を利用することで、症状の軽減が期待できます。早めの対策をすることで変形性股関節症の進行を抑え、より良い健康状態を目指しましょう。
その施術を受けるとどう楽になるのか
変形性股関節症による機能障害がある場合には、筋膜ストレッチを行います。
この状態では可動域が制限され、血行が悪くなり筋肉の硬さや筋膜の癒着が起こることがあります。
筋膜ストレッチにより、筋膜の癒着を軽減し、可動域の向上と筋肉の柔軟性を促すことで、股関節にかかる負担を減らす効果が期待できます。
一方、楽トレはアウターとインナーの筋肉を鍛えることができます。
変形性股関節症の場合、痛みによって筋肉量を増やすことが困難で、徐々に筋肉が弱まってしまうことがあります。
楽トレでは主に腰部から大腿部の筋肉に対して刺激を与え、筋肉量をキープもしくは増やし、股関節への負担が過度にかかるのを防ぐ効果を期待できます。
軽減するために必要な施術頻度は?
筋膜ストレッチはできるだけ毎日行っていただけると効果が高まります。普通のストレッチと同様に、日々少しずつ伸ばし、効果を実感していただけるようにしたいので、毎日の実施がおすすめです。
ただし、毎日は難しいと感じる方もいらっしゃるかと思いますので、最低でも週に2回は必要かと考えます。
週2回の筋膜ストレッチを半年から1年程度続けることで、効果を実感していただけるでしょう。
楽トレも同様で、週に2回程度を目安に受けていただくことをおすすめします。アウターマッスルとインナーマッスルを同時に刺激するため、筋肉には負荷がかかります。
筋肉の回復を待つためにも、週初めはお腹の方に対してのアプローチ、2回目は大腿と臀部の筋肉に対して行うように調整します。
週に2回の施術を半年から1年間継続していただくことで、効果を最大限に引き出すことができます。
早期の施術によって症状を軽減し、変形性股関節症の進行を抑えることが重要です。
当院では、患者様の症状に合わせた施術メニューを提供しておりますので、不安な点や症状を感じた場合にはぜひご来院ください。